借地権付きの家を売却する方法とは？売却の流れも解説

「借地権」という言葉は知っていても、どのような特徴があるのか分からない方は多いのではないでしょうか。
また、不動産の売却を検討している方のなかには、「借地権付きの家」を売却したいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、借地権とはなにか、また売却する方法や売却の流れについて解説します。

借地権とは？

借地権とは、法律上「建物の所有を目的とした地上権または土地の賃借権」と定義されています。
要するに、家を建てるという目的のため、一定期間土地を借りておくことができる権利のことです。
借地権のうち地上権は、土地の利用や売却を自由におこなえる権利ですが、賃借権は土地を利用できる権利ではあるものの、売却や転貸することはできません。
一般的に地上権は家の土地を貸し借りするときには用いられないため、借地権＝土地の賃借権の場合が多いと考えておきましょう。

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借地権付きの家を売却する3つの方法

借地権付き建物を売却するには、以下の3つの方法が挙げられます。
地主に売却する
建物を地主に買い取ってもらう売却方法ですが、この場合借地権は消滅します。
第三者に売却する
第三者に売却する場合、地主の承諾と譲渡承諾料の支払いが必要で、譲渡承諾料は借地権価格の10％が相場となっています。
借地権と底地権を第三者に売却する
地主の持つ底地権を譲ってもらい、借地権と底地権をセットで売却する方法で、この場合も事前に地主との交渉が必要です。

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借地権付きの家を売却する流れについて

第三者に借地権を売却する際、一般的には以下の流れで不動産会社に仲介してもらい、買主を探します。

●不動産会社に査定を依頼し、仲介契約を結ぶ
●不動産会社を介して地主と交渉し、承諾を得る
●不動産会社が売却活動をおこなう
●買主と売主で売買契約を結ぶ
●地主から借地権譲渡承諾書を受け取り、買主に借地権付きの家を引き渡す

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まとめ

今回は、借地権付きの家の売却について、そもそも借地権とは何か、また借地権付きの家の売却方法と流れを解説しました。
借地権とは家を建てる目的のために土地を借りておく権利のことで、家の土地の借地権は一般的に土地の賃借権のことを指します。
借地権付きの家の売却方法としては、「地主に直接売却する」「第三者へ売却する」「借地権と底地権を第三者に売却する」の3つの方法が挙げられます。
借地権付きの家の売却は一般的な不動産売却とは異なり、地主への説明や交渉が必要不可欠なため、専門的な知識を有した不動産会社へ仲介を依頼するのが良いでしょう。
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