空き家が生じる原因とは?家族信託制度を活用するメリットも解説
空き家の存在は全国的な問題となっており、2015年2月からは空家等対策特別措置法が施行されました。
これにより、各家庭において空き家対策を講じる必要が生じていますが、有効な空き家対策のひとつとなるのが「家族信託」です。
今回は空き家が生まれる原因について触れながら、家族信託制度の詳細や、家族信託のメリットを解説します。
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空き家が生まれる原因とは
空き家が生まれる原因としてとくに大きいのは、65歳以上の高齢者の増加です。
高齢者世帯では、介護施設への入所や入院、相続の発生といった原因により、空き家が発生する可能性が高まります。
また、不動産の所有者が認知症を発症すると、所有者自身が不動産を売却することや、売却に向けた代理人を立てることもできません。
これにより、認知症を発症してから死亡するまで家を放置するしかなくなり、入院などに伴い、空き家の状態が長く続く場合もあります。
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空き家対策に有効な家族信託制度とは
信託とは、家を所有する人が委託者となり、信頼できる受託者に家を託し、管理や処分を任せる制度です。
受託者に託した財産から発生する収益を受け取る人を受益者と呼び、受益者と委託者の間柄が家族にあたるケースを「家族信託」と言います。
家族信託を利用すると、家の所有者が認知症にかかったとしても、受託者が家の売却や賃貸といった決断を下せるため、空き家になることを防ぐことが可能です。
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空き家対策を家族信託でおこなうメリット
家族信託契約を締結すると、委託者が受益者を兼ねる「自益信託」となるため、贈与の対象にはならず、贈与税が発生しないことがメリットです。
受託者の判断だけで委託者の家を処分できることも家族信託のメリットであり、家が不要な場合はスムーズな売却を見込めます。
家族信託制度と比較されることが多い「成年後見制度」では、売却時に家庭裁判所の許可が必要となり、売却に時間がかかりがちです。
また、数世代先の財産承継まで指定できることも家族信託のメリットと言えます。
そのため、家の承継先が見つからないことが原因で空き家となり、荒廃する可能性を引き下げられるでしょう。
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まとめ
空き家が生まれる原因としては、高齢者の増加による相続の発生や、認知症の発症といったトラブルを挙げられます。
家族信託とは、家の管理や処分を家族に委託する制度です。
贈与税が発生しなくなることや、受託者の判断だけで家を処分できることなどが、空き家対策で家族信託をおこなうメリットです。
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